落ち着いて見たいVtuberによる実況オススメいくつか

 

 

神楽すず『Life is Strange』15時間くらい

【Life is Strange#01】時間を戻すってどういうことですか? - YouTube

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神楽すずさんの良いところは、自分のした選択について、きちんと理由を話してくれるところだ。「このキャラが好きだから守りたい」「こういう経験があるからこう選択をした」という風に、自分の思いを話してくれる。

主人公マックスに寄り添いながら、作品世界に浸かってストーリーを読み込み、ともに喜んだり悲しんだり怒ったりしながら選択をしていくのが、とても心地よい。

 

また、『Life is Strange』はいろんな人のプレイを比較して見るのが面白い。興味深いのが本間ひまわりさんの配信だ。ハードな展開と複雑な設定が彼女には難しくて、Part1で終わってしまった。けど実際見てみると反応が痛々しく、止めたほうが良いと感じると思う。同じ女子高生Vtuberでもここまで違うのだ。

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白上フブキ『The First Tree』3時間足らず

The First Tree -狐の旅路- その1 - YouTube

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実況動画というものは、ゲームの進行に反応する配信者を楽しめる点が良さだと思う。それを生配信で行うことで、そこに視聴者が書き込むチャット欄とのインタラクティブな交流が魅力に加わる。

このシリーズは白上フブキさんがゆったりとした雰囲気の中、風景やイベントに反応しつつ素直な気持ちを話したり、コメントに問いかけたりする。視聴者はそれに応えたり、何かを考えたり考えなかったりする。

読書をするとき、脳の2割くらいで文章を追い、あとの8割は文章を元にあれこれ考えている、という状況があるだろうが、それに近い。癒やしである。

 

 

蒼月エリ『RiME』6時間くらい

【RiME】エリちゃんの大冒険がはじまる!!#01【蒼月エリ / ハニスト】 - YouTube

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上の『The First Tree』と同じ、美麗な世界を探索するタイプのゲーム。落ち着いた雰囲気の中で、風景や音楽に感動しながら進めていく点は共通している。

ただ「プレイヤーがゲーム慣れしているかどうか」という違いが本当に大きい。蒼月エリさんはVtuber活動をする前はほとんどゲームをしたことがないようで、「怪しい箇所」に気づけず右往左往することも多々あるが、だからこそ探索して目に入るもの全てにプリミティブな感動が生じているのが伝わってくる。彼女の初々しいプレイを楽しんでほしい。

 

 

湊あくあ『Darksouls3』20時間くらい + DLC7時間くらい

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Darksoulsは盾がとても強く、初心者ほど盾に頼りすぎてしまうことがネックになるようなゲームだ。しかし、湊あくあさんは序盤からガンガン盾を外す。苦戦したときに視聴者からのアドバイスを試すこともあるが、それでも最終的には自分のスタイルで攻略していく。ゲームに用意されたセオリーに従わず、動物的感覚で強敵を蹂躙していく様は見ごたえがある。

湊あくあさんはにぎやかで楽しく笑いながら見るような配信が多い。しかし、落ち着いて考えながら動画を見たいような人にこそこのシリーズを薦めたい。

 

SEKIROも面白いのでどうぞ。

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(おまけ)皇牙サキ『走れメロス』1時間足らず

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ゲーム実況ではなく、朗読実況。

走れメロス』を朗読しながらコメントを入れる感じで、王もヤバいやつだけどメロスも相当ヤバいやつだとかが一層わかるし、伏線やタイトル回収とかもハッキリして面白い。

FF14はじめました。SEKIROトロコン。FFシリーズ最初からやる。

久々のゲーム日記。気づいたらゲームの良くなかったとこばっか書くようになってしまっていたので止めてた。

 

FF14はじめました

MMORPG。レベル30くらい。巴術士スタート。

「どれがメインクエストかわからない」レベルの右も左もわからない状態ではじめて、とりあえず攻略wikiとか見ずにやってる。フレンドとかもなし。

「シナリオが良い」「MMOとしてレベルが高い」とかの噂を聞いてはじめたけど、今の所シナリオはふつうだし、単純なおつかいばっかだし、不親切なポイントも結構多い。その辺を人に聞いたり調べたりしてなんとかするのもMMOなんだろうなあとか感じる。

 

ただ、つまんないわけでは全然なくて、このおびただしい量のコンテンツを暗中模索してくだけで楽しいわけですよ。

目についたクエストをこなしつつ討伐手帳の敵を倒しに行って、そのついでにクエストこなすと別のとこに新しいクエストが出てきて、レベルが上ってできることが増えて、ギルドリーヴのやり方わかんなくて、新しいクラスに手出し過ぎたらペナルティあんのかなーと不安になって、……などなど。そんな風にだらだらやってるだけで、割と楽しめている。できれば目的持って進める感じにしたいけど、今はその目的を持つまでの知識がない感じ。

まぁ、もうちょっとメインクエストを優先して進めたほうが良かった、とは思うカナー。基本的にどのクエストも自分よりレベルが圧倒的に低い……。

次々に新要素が開放されてくるんだけど、全部やりたくなっちゃうね。

 

 

SEKIRO実績コンプリート

面白かった。

同社の「Bloodborne」を「アクションが面白い観光ゲーム」と表現すると、「SEKIRO」は「観光も楽しめるアクションゲーム」だと思う。

 

 

SEKIROは「難しすぎるからEASYモードをつけるべきだ」みたいなので一時期ゲーマー界隈を賑わせた。個人的には付けたいなら付けたら?くらいに思うんだけど、製作者としては絶対に付けたくないだろうなと思う。

 

というのも、雑な表現になってしまうが、ボス戦というのは

「自分の体力(a)」 > 「敵の攻撃回数(b)」 * 「ダメージを受ける確率(c)」 

であれば負けない。

そして、EASYモードというのは(a)を上げることや、(b)を減らすことを指す。HPの数値を増やしたり、回復アイテム、コンティニュー回数を増やせば(a)は増えるし、試合時間を短くするために自分のダメージ量を上げたりすれば(b)は減る。

 

一方で、SEKIROの製作者がプレイヤーに求めているのは「(c)を下げること」だと感じていて、それを目指すことこそがSEKIROの魅力だと私は思う。

(c)を下げるためには、敵の攻撃をいかに捌けるか、というプレイヤー自身のスキルが試されているわけである。

 

 

その上、SEKIROが面白いのは反射神経やコントローラ捌きだけが求められるのではなく、RTSゲームのようなまさしく「戦略」を持って挑むことが求められることにある。

多くの強いボスが出てくるが、それぞれ特徴があって、そこへの対策が用意されている。

初めて敵と相対して勝てないと思っても、相手の攻撃を見て解決策を模索する。あの攻撃は確実に避けたい、あの状況では多少の被ダメは覚悟して攻めた方が見返りは大きい、といったことを考え続け、実行に移す。すると、赤鬼には「ヒットアンドアウェイ」、火牛は「横ステップ」、弦一郎には「弾き」、獅子猿には「ダッシュ回避」、梟には「積極的な攻撃」など、刀一本で戦うための戦略を見つけだすことができる。

 

つまり、EASYモードの存在は、その魅力に到達する前にクリアできてしまうことを意味する。

これは本当にもったいない。「ボスを倒せずやめてしまう」のとどちらがもったいないかは判断つかないが、それでも諦めず、EASYモードも「攻略情報」もなしで挑戦して、そしてクリアしてほしい。下手だからクリアできない、という方は、これを期に「うまくなる感覚」を覚えてほしい。ガードボタンをカチカチするのをやめて、敵をにらみつけながら回生してほしい(?)。攻略しようとしがみつくには最高の教材だと私は思う。

 

 

 

ルルアのアトリエ

ビジュアルとかサウンドとかシナリオとか雰囲気とか、それぞれにめちゃくちゃ良いところと悪いところがあって、後から振り返ってみると全体的な印象としては中途半端だなと感じてしまった。

 

 

 

FFシリーズ1からやる予定

急に思い立って、FFを1からやることにした。15までできるかな?(たぶん途中で飽きる)。FFは7くらいしかやったことないです。序盤でやめたのは5と9と15かな。

どうせ日記に書くならあとで見返しやすいようにしたいので、後から分けて書く。とりあえず、1を終えて2の中盤くらいかな、という感じ。

FF1、ストーリーが「主人公 = プレイヤー」を前提として作られてるのが良くて、しゃべんないとかはわかるけど性別とか年齢も一切わかんないのは、却ってほーってなる。ドット絵の想像力がどうこう言われたりするが、この辺のほうがでかいだろうなと思う。

FF2は今の所「変なゲーム」という印象。斬新な取り組みをした結果下手な同人RPGより遊びにくいみたいな感じになってる。まだ判断できない。

周防パトラ「レインボーバルーン」についての個人的な解釈

 Vtuber周防パトラ氏の「レインボーバルーン」が良かった。

 

【オリジナル曲】レインボーバルーン【周防パトラ / ハニスト】 - YouTube

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 その歌詞が良くて、解釈と妄想ががスルメのように広がっていくため文章書きます。3通りにまとめました。あくまで個人の感想なのであしからず。

 

 

カラフルな風船に掴まって風に流される周防パトラ

まっすぐな見方をすれば、レインボーバルーンは「風船によって浮かぶ少女が、ゴールもわからず風に流される情景」を描いた曲だ。

PVのビジュアルや「8000年」という歌詞も含め、少女は周防パトラ自身だろう。

しぼんでいく風船の危うさや、見えないゴールやカラスへの恐怖心を含めつつも、カラフルな風船とともにプカプカと浮かびながら、旅を楽しむ人生の豊かさが表現されている。

 

 

 

たのしいVtuber人生と、地獄に落とすカラス

この曲は、周防パトラが感じたVtuber活動を表現している。

開けっぱなしのテーマパーク

いろんな世界が

詰め込まれていた

これはYoutubeのことを指している。

入場料なく閲覧でき、そこには様々な動画が日々アップされ、一生かかっても見きれない有象無象のコンテンツが溢れている。

チケットはいらないけど

どこへ行くかは風任せなの

「どこへ行くかは風任せ」の「風」とは、視聴者をはじめとする周囲の環境のことだ。どのコンテンツが評価されるかわからないし、コンテンツのどの側面がウケてバズるかは、自分で舵取りできるものではない。

足を付くゴールは

地獄でしょう

 

まだ知らない

場所へ行きたい

そういった場において「足を付くゴール」を「地獄」と表現して、もっと新しいこと、やりたいことをしたいと願う。

 

 

そういった表現の上で、この一節が心配になる。

夕闇に誰かを落とすカラスを見たら

この旅だけは守りたいと思うでしょう

たとえファンがほとんどいないVtuberでも、本人が動画をアップするだけで活動は続けることができる。しかし、不本意な形で「カラス」の被害にあうVtuberはいるし、なんらかの断末魔を残して去っていく者もいる。

カラスは運営の場合もあれば、厄介なファンの存在なことだってあるだろう。周防パトラはよくわからない理由で動画を削除されたこともあるし、同グループの蒼月エリは収益化が唐突に解除され久しいが、そういう場合のカラスは「Youtube」なのかもしれない。

また個人的に、某部活動プロジェクトの件はバーチャルYoutuberというブランドを傷つける点において、本当に稚拙で最悪だと思っている。単なるスキャンダルではなく、ファンから「夢を見る」という逃げ場をなくした上でのやり方で、他のVtuberファンにまで「中の人の存在」や「労働環境」を印象づける、プロ意識に欠けた告発だった。

その影響は多くのVtuberが受けているだろうし、同じくくりにされる「Vtuber」というカテゴリだってカラスになりうる。

 

そう願えば急に怖くなった

これが生きてるって

ことでしょう

周防パトラは生きていきたいと願っている。旅を続けたいと思っている。

死にたいという感情は、死に直面していない、この調子で行けば生きていくという実感があるから生まれる感情だ。では、死を恐れて生きたいという感情は、身近に死がよぎるからこそ抱くものなのかもしれない。

これは周防パトラ自身のこととは限らず、今やっている活動の一部かもしれないし、ハニーストラップをはじめとする身近な誰かのことなのかもしれないし、全然別の何かかもしれない。

自分もいつカラスに地獄に落とされてもおかしくない。そういう実感の中で、レインボーバルーンを手に旅を続けていきたい。ゴールを目指して。(ゴールとは? ゴールしていいよね?)

 

ファンとしては、だからこそ今を大事に応援していきたいと思う。仮に裏で何かが起こっていても何も出来ない以上、出されたものを全力で楽しむことしかできない。お互いに楽しんでいることを願うだけだ。

 

 

 

すべての人間は風に流されることしかできない

PVの冒頭に「This is the song for you.」という、歌詞ではない一節が書かれる。

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「you」の解釈は難しいが、「この曲を聴いている人」だとしよう。

この曲はあなたのための曲だ。

 

そう考えると、風船を掴んで浮かんでいる人間は「あなた」であり、「風船」「風」「カラス」といった要素は、自分では変えられない所与の環境といえる。

私たちは生まれたときから人種や資本に大きく左右され、自分の力ではどうすることもできない環境の中で育つしかない。大人になったら自由になれるかといえばそうとも言い切れず、健康状態や幼少期から醸成された価値観はいつまでも尾を引く。

自分が行きたい場所があっても、風がそれを許してくれないし、そこにうまく順応してもカラスに地獄へ落とされていくのが人生なわけだ。

 

 

また、周防パトラはかなりライフハックを意識した生活を送っている。

とある配信で語っていた24時間の過ごし方では、「タイマーを使って進捗を管理する」「習慣の労力を減らすことすら習慣にする」「苦手なことに短時間だけ挑戦する」といったスキルを活かし、生活をハックしていることが伺える。

だからこそ、どうしてもハックできない部分について意識が向くし、与えられた環境が変われば現在は違ったものになっていただろうということがハッキリ見えているのだと思う。

【ハニストコラボ】明日から使えるためになる授業!#ハニスト学園 【ハニスト】 - YouTube

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それだけ「所与のもの」は強い。「自分の人生は自分で決める」と無邪気にいうこともできるが、それが叶わないほど強烈な所与は確実に存在している。

www.u-tokyo.ac.jp

私たちは風に流されることしかできない。カラスや見えないゴールに怯えることしかできない。

しかし、風船を掴むことはできる。夢のような旅を楽しむことはできる。

そういったわたしたちの希望を歌っているのではないか。

 

 

 

おわりに

周防パトラさんは、時折どこまで深読みしていいかわからなくなる歌詞を書く人だと思う。というか、ポジティブな歌詞を書くときはその裏のことも配慮する、非常に誠実なところがある。

シュガシュガ❤でびるずの「人生一度頑張るぞ!」とか「バーチャルだけど心は同じ/世の中簡単にはいかない/だったらもっと生きなきゃね」とかは深読みすると彼女の情念や8000年超の人生経験が透けて見えるように感じる。

【オリジナル曲】シュガシュガ❤でびるず【堰代ミコ×周防パトラ / ハニスト】 - YouTube

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上に書いた解釈もネガティブな妄想を抑えてて、例えばクリスマス曲で「なんでケーキがレインボーなの?/ハニストらしいクリスマスだね!」ってセリフがあるので「レインボー = ハニスト = 風船」みたいなとこから妄想しだすと、なかなかハードなものが思い浮かぶので、ちょっと書くことをはばかられた。

 

Vtuber、ちょっとしたことでバズって、そっち方面からきた人に当人が応えて雑談枠の雰囲気が変わって見なくなっちゃう、とかも割とある。だから、とあるVtuberが活動を続けていても、私の中ではいなくなったことと同義な状態になることだって当然あるだろう。

君が君が忘れなければ

私はいるよ

【オリジナルソング / Vtuberの歌】ぶいちゅっばの歌 フルを3人で歌ったよ〜♪ 【周防パトラ / 蒼月エリ / 堰代ミコ ハニスト】 - YouTube

だからこそ、自分の好きを大事にしたいし、それが叶っている今を大事にして楽しみたいと思う。