2016年振り返り

日記でないちゃんとした文章を書こうとしたら、間が空いてしまった。このまま年を越してしまうのも微妙なので、2016年を軽く振り返ります。

 

今年一番印象に残ったゲームは「Life is Strange」です。

おそらくマルチエンディングなんだけど、自分が選んだ展開について責任を持ちたくなって、しばらくは2周目をしない、と決めた。こんな感覚は初めてだった。

ゲームというものはやめたいときにやめられるし、好きなように遊んでいい。登場人物が雪山で凍えていて「熱々のラーメンが食べたい……」と鼻水垂らしても、プレイヤーである自分は、コントローラを置いて、台所へ行ったりスーパーやラーメン屋へ向かえばいい。

しかし、ゲームの登場人物に対して感情移入したとき、そう簡単にいかなくなる。自分の中でその世界は存在し、彼ら彼女らは生きている。人が悲しい思いをすれば自分も悲しくなるし、なんとかしたいと思う。安易に悪事に手を染めることや、誰かを一方的に敵認定することに拒否感を覚える。

「Life is Strange」は、まさにそういう感情を抱いたゲームだった。マックスは愛おしくてたまらなかったし、その周りの人達には幸せになってほしかった。

だからこそ、2回目の人生なんて無粋だと思った。人生は一度きりだからこそ素晴らしく、選択はやり直すことができないからこそ尊重されるべきだ。選ばなかった世界を見て、どっちがよかったなんてしたくなかった。攻略サイト見たり、感想ブログ漁ったりもしなかった。ふだん見てるブログの記事は読んだけど。

おすすめです。Steamでエピソード1は無料ですし、今ならセールやってて全エピソード495円です。PS4も中古パッケージなら3000円しないくらいでは。

あと同時期にバイオハザードリベレーションズ2をやったんですけど、エピソードごとの引きが段違いだった。続きやらないわけにはいかないもの。まあアクションゲームとアドベンチャーゲームを比べるのもどうなんだって話だけども、エピソードごとに購入する形式はストーリーものが強いのかなあと思った。Hitman最新作とかどうなんでしょ。

 

一番長い時間遊んだゲームは「Overwatch」です。

PS4とPCあわせて200時間くらい遊んだだろうか。最初から全キャラ全スキル使えて、アップデートで一部のキャラが調整されたり新キャラが追加される程度で、特に最初から選択肢が増えていくわけでもないのに、これだけ遊んでも楽しいのがすごい。

マルチ対戦のゲームほとんどしたことなかったから、良いこともつらいこともある。

やはり良いプレイを見ると嬉しくなる。「この人うまい!」と思ってバックアップしたり、逆に「やられたー」となるのも良いものである。ボロ勝ちボロ負けは好きじゃないけど、接戦なら勝っても負けてもすごく楽しい。

一方で、そうでもない人と一緒に遊ぶことになったときは、嫌な気持ちになったりする。具体例は出さないけど、ボイスチャット切る程度には嫌だった。

OverwatchはFPS初心者でも楽しめるゲームだと思う。キャラの体力が高いから死ににくいし、エイムがいらないキャラが多いのも魅力。日本のアニメ好きウケしそうなキャラクターだし、アニメも異様にレベル高い。

今はマルチFPSがたくさんあって、ユーザーの取り合いになってるわけだ。ゲームの出来が良くても、人が集まるゲームに人は集まる。人がいないゲームは、一層プレイヤーが減っていく。Call of DutyBattleFieldみたいな人気タイトルや無料ゲームに対抗するとき、運営側はここまで狙ってやる必要があるのだろう。

だからこそ、「人に迷惑かけるからor暴言吐かれたくないからプレイしない」っていうのは、すごくもったいない。

 

あとPCについて。

今まで2011年のPCに数千円の増設でやりくりしていたんだけど、夏に最新のゲーミングPCを組んだ。そのため、PCはインディーや少し前のゲームを遊ぶだけでなく、最新のリッチな作品も選択肢に入るようになった。

それだけでなく、Witcher3とTheEvilWithinは、PS4でやろうとして挫折して、PCで買い直したから楽しくプレイできた。

前者はシステム方面にMOD入れたおかげで遊びやすくなったし、後者は処理落ちしなくなった。双方ともにあてはまるのは、グラフィックの向上とロード時間の短縮。とりわけTheEvilWithinについては、PS4だと正当な評価がしにくいと感じるレベルに良くなった。どちらもとてもいいゲームなので、遊べてよかった。

こういうことがあって、PCとコンシューマ機の使い分けについて考えなおさないといけなくなっている。

 

これからどうなっていくんだろうなあ。

なんていうか、「レコラヴ」とか「DOAX3」みたいな、全裸よりエロいゲームが「CERO D(18禁じゃない)」でコンシューマでしか出てないのが色々物語ってる気がするが、どうなんでしょう。規制などの環境に対抗してクリエイターが工夫することによって良いものが生まれるとか。

各社が売り方にいろいろ挑戦してるし、日本語ローカライズの事情も変わってきそう。もっと英語できるようになりたいなあ。今だと読むスピード遅すぎるし、リスニングほとんどできないし、あと体力使ってしまう。本腰入れて勉強するか……。来年から本気出す(出さないフラグ)。

 

あとこの前「12月24日の夜にレコラヴを買う」という、なかなかヘヴィなことをやらかしてしまったので、気をつけようと思います。蛍の光鳴ってたから若干慌てつつスイマセンとヘラヘラしつつだったし。気をつけたいです。