いろいろダメなときでも、ちょうどいいゲームなら楽しめる

おれはもうだめだ。うう。

生活保護受給者とかうつ病の人がパチンコやって叩かれてるのみるけど、あれってパチンコが精神的に「ちょうどいい」からなんすよ。ストーリーを読み取ったり、次々に判断を求められたり、じっくり解決策を考えたり、そういったことに体力を使えないし、使う気が起こらない状態なんだけど、しかし何らかの反応とか快の感情を得たいというとき、その人にとってちょうどいいのがパチンコだったというだけのことで、人によってはクリック連打ゲーだったり、ポケモンGOだったり、落書きだったり、見に映った物質をすべて数式にすることだったり、緩衝材をプチプチいわすことだったりする。短絡的であまり内省できない人に対して「初等教育で学ぶべき抽象化の力が足りてない」と陰で言う人がいるが(いない)、そういった能力の可否ではなく、単なる精神の体力がないだけだったりする。

まあそんなわけで、ろくな精神状態ではない。休む感覚すらわからず、無理やり「休む」のテンプレをこなしていて、その一環でパチンコのような「ちょうどいい」ゲームを遊んでいる。うがー。

 

 

 

HITMAN

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ちょうたのしい。

「あいつを殺せ」とだけ言われて街に放り出され、どうしようもなく歩きまわっていると、街の人の会話からターゲットの館に侵入できそうな断片的な情報を入手でき、それについていくのも良し、そのまま街ブラするもよし、とりあえずムカつく警官を気絶させ、警官に変装して館に侵入し、館のスタッフに変装し、館のコックに変装し、毒入りケーキを……毒はなかったから普通のホールケーキを持っていき、ターゲットをケーキで窒息死させる。他にもスゴ腕マッサージ師に変装して施術中にポキっとやったり、一つのステージで多様な暗殺ができる。

先述の通り、私の精神状態がボロボロなので、もうノーキルノーアラートとかチャレンジ達成とか一切気にせず、街ブラ感覚で暗殺している。

ウォーキングシミュレータのような絶景があるわけではないが、生活の中にある素敵な瞬間を切り取る楽しみはあるので、インスタ好きカメラ好きの人はやってもいいかもしれない(適当)。暗殺もできるぞ。

 

 

Dungeon Warfare

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これもちょうたのしい。

ベーシックな2Dタワーディフェンス。最近続編がでた。

タワーディフェンス本来の快楽に満ちている」とか「自分の考えた作戦が成功したときの爽快感」とか「膨大な敵を蹂躙するのが楽しい」とかいろいろあるんだろうけど、要は自分にとって最初に書いた「ちょうどいい」がまさにこれだったという感じ。とりあえず最後2ステージにして新しい敵がでてきて、倒し方というか行動原理がよくわからなくてだるくて止めたとこ。

私はタワーディフェンスでいうとSanctum初代が好きなんだけど、それに比べて迷路作るコストが高いのが最大の違いに感じる。だだっぴろいエリアにブロックで迷路つくるのが好きだった。自身がいかに敵の頭を撃ち抜けるかは、自分にとって大して重要じゃなかったのだ……!

あとアンロック制なのも気になるし、ルーンで難しさ調整する感じもちょっと選択肢が多すぎてチョットという感じ。Sanctum初代の「はいこれクリアしてみて」な無骨さが好きだった。

まぁそんなのはSanctum初代との比較なだけであって、ちょうたのしいのは事実。

 

 

YumeCore

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めちゃくちゃ良いので、欲しい人は買うといいです。良さを言葉にできないので、スクショだけ。F12でスクショ撮れなかった。

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新・ロロナのアトリエ はじまりの物語~アーランドの錬金術士~

Vita版。

思ってたより、ほのぼの特化だった。時間ばっかりかかる戦闘バランスとか、イベントへの誘導がかなり質が低い。まぁ初のPS3だったし、前作がマナケミア2だし、仕方ないことなんだろう。1周目終えたあたりで、PS4版が発売されることを知った。強制終了とかが修正されて、ロード時間早いだけで買う価値ある感じ。グラフィックは解像度上がってもそれなりに見ごたえあるはず。

まぁそんなに面白くはなかった。トトリの難しさが恋しくなる。 あの錬金術で不可能を可能にする感があんまなかったな。

 

 

 

Detroit: Become Human

ああ~~~~やばいやつです~~~~~~。2時間くらい遊んだ。

私は「ニーアオートマタ」が嫌いなんだけど、その嫌いさについてもう1年くらいずっと悶々している。一応答えは判明しているんだけど、モヤモヤは晴れない。要は、アンドロイドが人間に作られたのに、その人間に迷惑がられる感じとか、そのあたり。ニーアも戦闘用に作られているのにエロい格好させられて、感情を持っているのに持ってないことにさせられ、我々人間を喜ばせるために媚びた話し方をし、エグい思いを何度もさせられ、その割にスカートの中を覗かれて恥ずかしがる動作を何度も見たらトロフィーもらえるみたいなゲスさとか、そういうのが大嫌い。この前「ぜんがく!紗奈アペンド」ってエロゲをプレイしたとき思ったんだけど、レイプの何が怖いって、妊娠とか苦痛とか恥辱とかいろいろあるんだけど、人間性の喪失であり自分がモノだったり商品として扱われたり、それまで生きてきた人生やお世話になった人々まで否定されることにあるわけじゃない。ニーアオートマタはそういうゲームなのに、プレイヤーは無自覚なまま感動したりできるようになってるとこが嫌いなわけですよ。エロゲの方がずっと誠実だし、ニーアオートマタこそまさしく有害図書に値すると思ってる。その辺りをきちんと扱ってくれてるDetroitには慰めてもらっている。

あと、まだ序盤なんだけど、あの娘に暴言吐いたあと「ごめんよ、わかってくれ」みたいなこという親父、私はああいう家で育ちました。「俺のことが嫌いなんだろ!?」とか「こんなひどい生活してるのは俺のせいだと思ってるんだろ!?」とか言ってきたあと泣かれるとさあ、親を憎めないわけよ。そんな家のアンドロイドになってさぁ、あんなことになったらさぁ、震えながらプレイすることになるわけですわ。こりゃあヤバいゲームだ。

あああとこのQuanticDreamの過去作「HeavyRain」と「Beyond」みたいに、わずらわしい操作をさせられるのは継続です。でもそうとう効果的に使われてるし、こだわりもあって素晴らしい。こういうのもCSの強みだなぁ。環境が違いすぎるPCじゃできない。まだ序盤とはいえ、演出にこだわられまくっててビビるので最高です。「アンドロイドやめろ!」って街頭演説してる人を主観で映すとか、見なくてもいいイベントだからなぁ。見逃すともったいない。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

以上。

最初に書いた精神状態で、アニメやラジオ垂れ流しながらゲーム遊んでて、あーこれ精神をバカにさせてるだけだなー、とか思ってて、そういうときにストーリーモノ厳しいかなー、と思ってDetroit迷ってたんだけど、一度プレイしたらすごかった。大事にプレイしよう。

アニメ「こみっくがーるず」メモ。主にかおす先生について

アニメ「こみっくがーるず」かおす先生についての感想です。妄想多め。散漫になったの良くないが投稿。

 

 

セミオートで悪者になってしまうつらみ

冒頭からいきなり、現役女子高生のかおす先生が「現実の女子高生をわかってない」と批判されるところから、このアニメははじまる。

その後も「巨乳貧乳に属せない規格外の胸」「漫画家なのに絵が下手」「漫画家になれず実家に帰っても仕事できない」といった、多くの人が共通して持っているだろう感覚「女子高生だから女子高生の気持ちがわかる」「女は巨乳や貧乳どこかに属する」「漫画家なら絵くらいササッと描ける」「夢破れても実家に帰って家業を継げばいい」から外れてしまっているエピソードが出てくる。

 

ここに共感するかどうかで、かおす先生に対してどう感じるかが変わってくる。

例え話をする。実際に会話する相手が外国人や障害者といったわかりやすい差があるとき、ズレがあることが当然なので、余計なくらい気を遣うだろう。一方で、ネットでの文字だけのやり取りのような、相手の素性や文字を打ち込んでいるときの状況すら不明な場合、立場の違いに気を遣うことなく罵ったり自分のために綺麗事を言ったりする。その前提に立ったとき、「実際に会っても相手の立場がわからないことがある」「ネットで立場を欺いたりすべてを明かしていない人がいる」といった問題がでてくる。ここの食い違いをなくすことは不可能で、「急に殴ってこない」「買い物の仕方を知っている」「風呂に毎日入っている」といった勝手な思い込みのもとに、社会は成り立っている。近年「女性はやさしくてきれい好き」「大人は子供に性的興奮を覚えない」といった前提が崩れたせいで、いろんな齟齬が生まれているが、こういったことは引き返すことができない性質のものだ。

 

さて、話は戻ってかおす先生。かおす先生が抱えている問題は、理解されにくいものが多い。単なる何かが不得意なことがつらいだけでなく、それをふつうレベルに持ってくることに専念し、時間と自尊心をひたすら失い続けている。これがかおす先生の悲劇である。

一旦「ふつうの人」として扱われ、「ふつうの人」なら難なくこなせることができなかったとき、周りはかおす先生を「ふつうの人」カテゴリから簡単に外してくれない。ふつうの人がふつうにしてればできることができない時、本人の努力が足りないとか、ふざけているだけだと扱われる。かおす先生に対して「周りが甘やかしすぎている」と感じた視聴者は、おそらく少なくないだろう。そして、かおす先生が「ふつうの人ではない」「甘やかすのは良くない」の通りに行動したとしても、明るい未来は見えない。そういったことすべてに胸が痛くなる。

要するに、社会生活を送る上で当然できると期待される事柄について、自分にはどうしようもないまま周囲を裏切ってしまうわけだ。勝手に悪者にされ続けるが、どうやら正しいのは向こうらしい。本人の自覚なしにネガティブ発言をしてしまったり、掘っても掘ってもネガティブしかでてこないのが頻出なのも、それに拍車をかける。

そうしてかおす先生は、自分と周りを分ける。傍観者として女子高生を見つめ、アニメやフィギュアのようにそれを消費する立場を選んでしまう。それが一層自分をつらくさせるのに。

 

 

12話における下宿先で精神を病んだかおす先生と、かおす母の愛

アニメ最終話である12話で、寮生が自分しかいなくなり、かおす先生は一人で漫画の締切を追われる状況になる。一見わかりにくいが、あれは下宿先で精神を病み、実家に連れ戻される、という話だ。

大人側の目線で見ると、一連の流れがよくわかる。まず編集者の編沢さんと電話したときに情緒不安定が発覚する。それで友人である寮母さんに連絡し、コンタクトをとった寮母さんがホームシックであると判断し、実家に連絡。次の日かおす母が寮にやってきて、おそらく締切などの状況もわかった上で「さぁ、帰りましょうか」と半ば強引に家に連れて帰ろうとする。

3人の大人と関わる前後で、毎度「がんばると決意したがペンが動かなくて、頭を抱えて奇声をあげる」という描写が入る。「孤独がいつもの私だ」と開き直るギャグのようなシーンだって、ストレスフルな現在をふつうに設定するという、メンタルコントロールする上で完全なる悪手で次のステージに行ってしまう直前だとすると、とてつもなく恐ろしい。寮母さんが来るのが少しでも遅れていたら、誰から手を差し伸ばされても拒否してしまうメンタルになってしまっていた。それだけかおす先生はもう限界なのだという、あまりにも悲痛なシーンである。

 

そして、かおす母が一週間予定を切り上げて迎えに来る。幼少期に泣いてばかりだったかおす先生が、好きなことを見つけてくれたことが嬉しいんだ、と伝える母。

思えば、かおす先生が使っている液タブはPC一体型っぽいし、10万円じゃ済まない。たぶん30万円くらい。お金持ちの家庭だったとしても、ノリで買えるような価格ではない。

それができたのは、母が実際に言っている「うれしかったなあ。好きなこと見つけてくれて」に尽きる。それが漫画であるとか、将来漫画家になるとかは関係なく、「好きなことを見つけた」ことだけで、奇跡のように嬉しく思えるような子がかおす先生なわけだ。

幼少期から泣いてばかりで、勉強はできるけど友達はいなくて、オタク文化に浸って漫画を描く子。親からすると不安になるだろうし、友達をつくるように矯正しようとする親が大多数だろう。しかし、かおす親は否定せず、マンガやフィギュアを買うことを許し、高価な液タブを買い与えた。かおす先生と呼ぶところも、母のはしゃぎ様が読み取れる。その全肯定ぶりは、それだけかおす先生が手のかかる子で、親を不安にさせる子だったことを表している。

 

そんなかおす母にとって、かおす先生を寮暮らしさせるというのは、どういう気持ちだっただろうか。心配で不安でしょうがないだろうが、母は送り出した。そして、どうやらうまくいってないようだ、と連絡を受け、健康のために実家に連れ戻しに駆けつけた。

以下はその時の会話の書き起こし。

(a)「私よりうまい人は星の数ほどいるんです! その上で、みなさんすごく努力されてて、どんどん置いて行かれ、運良くデビューできただけで、私なんて、全然」

「お絵描きもつらくなっちゃったんですか?」

首を振るかおす先生。

(b)「苦しいなら帰ってきてもいいんですよ薫子ちゃん。泣いちゃうくらいつらくても、まだがんばりたいんですか?」

「ごめんなさい、わがままを」

(c)「そう。でっかくなりましたねー。あんなにちっちゃかったのに」

「お母さん! 何も変わってないですよ!?」

(d)「さあ、帰りましょうか」

「……もう少しここにいます」

「帰らないのですか」

「まだ、やり終えてない原稿があるんです。ここにいる間に、自分の力で終わらせたいんです!」

(e)はじめて驚いた表情「では、お家で待っていますね」

 (a)かおす先生はあくまで漫画家としての将来を話しているが、母は子に対して「好きじゃなくなったのか?」と聞いている。

(b)まさかの薫子ちゃん呼びである。つまり、漫画を描く娘ではなく、漫画がなくても我が娘である薫子ちゃんに話しているわけで、好きじゃなくてつらいだけなら、もう止めていいんだよ、漫画がなくても娘だよ、と諭している。

(c)ここで母と子のズレがハッキリする。母としては、泣きながらでもわがままについて謝る程度に成長したことを褒めているが、かおす先生にとってはそれはできて当然の認識だということ。

(d)後の「帰らないのですか」も含めかなり強引で、母がかおす先生の体調を心配していることが滲み出ている。のちの「漫画家さんの気持ちが第一ですから」という寮母さんの言葉は母も共有していて、「帰ってこい」の一言を必死に押し留めているのがわかる。

(e)驚きの表情は、(c)の時点で感じていたかおす先生の成長が、もう一歩先に行っていることがわかったからだろう。漫画家として、大人として責任を持って仕事を終えようとしている。

 

こういった、仕事や外の世界について目を向けている子と、子を心配する親、というのは、時代も地域も関係なくあることだろう。かおす母がすごいのは、かおす先生に一切甘えないところだ。「心配だから帰ってきなさい」なんて口に出さず、全力で好きなことができるように、かおす先生の負担を増やさないように努めているところだ。親としてどこまで立ち入るかを考え、そのとおり振る舞えるというのはすごいことだと思う。

おそらく、一般的な下宿してる大学生や、独り立ちした新社会人に対して、親はあれこれ言っちゃうもんだと思う。それは親の甘えだが、甘えるのが普通だとも言える。しかし、ふつうの生活が満足に送れないかおす先生の場合は、母も子も強くならなければならなかった。だから、ハードな環境に鍛えられた親子関係というヘヴィなシーンなんですねこれは。私はこのシーンを見るたびに、感情のやりどころに困ってしまう。

 

 

がんばることは素晴らしい

こみっくがーるず」公式ウェブページにおけるかおす先生のキャラクター紹介には「気弱だが頑張り屋さん」と書かれている。制作側が考えるかおす先生を表す重要な要素が「頑張り屋さん」というわけだ。

アニメを通して、かおす先生ががんばる決意をするシーンは非常に多い。

第1話でかおす先生が初めて自信のある表情をするのが、寮母さんに「がんばってね」と言われたときだ。そしてその後、アシスタント失敗して逆にフォローされる→「(がんばらなくては……!)」→「どうしたの?」に力強い笑顔で「がんばります!」→「あばばばば」という流れでも、やはりかおす先生の中ではがんばることにフォーカスが向けられている。12話で一人になってからも、編沢さん寮母さんお母さんと話したあと「がんばることを決意してもペンが動かない」が、寮生のことを思い出したら「がんばれた」という、物事をやれるかどうかはすべて「がんばれるかどうか」にかかっているかのような世界観を、かおす先生が持っているとわかる。

 

しかし、適切な対象に、適切な方法で、適切なタイミングでがんばらないと、求める成果は出てこないものだ。かおす先生のようにがんばるがんばるでは、疲れてがんばれなくなるか、がんばるの定義がズレてしまう。かつてとある居酒屋経営者が「無理と言わず続ければ無理でなくなる」という発言をしたらしいが、かおす先生はその戦略に則っているわけだ。

一方で「がんばればなんとかなる」というのは一面の真実でもある。人間は割と丈夫なので、自分の決めた限界や合理的判断よりも、とにかくやってみたほうがうまくいくことは多い。それに、小利口にあれこれ言い訳して何もやらない、というのは何も成し遂げられない人の特徴で、なおかつ漫画という対象も方法もタイミングも、熟慮の末功を結ぶようなものではない場合はなおさらだ。無理と言ってやらなかったとして、その責任を取るのは未来の自分だ。その上、かおす先生の魅力は「頑張り屋さん」だからで、利口に「今は頑張り時ではない」なんて言ってたら、漫画は上達しないし、親からも応援されないし、寮生からも編集者からも相手にされないだろう。

そして、こみっくがーるず最終話は、翼さんの「道は険しいほどがんばりがいがある」という少年漫画発言で終える。そう、アニメ「こみっくがーるず」は全編通して、主題歌も含めて、「ダメでも諦めずひたすらがんばる」という根性のアニメである。自分の健康や限界よりがんばりたい想いを優先することを描いた作品だったのだ。がんばる人をバカにして、何もせず言い訳ばかりしている人へのカウンターだ。

こういうハードなことをやりつつ、キャラが可愛くてギャグが面白いやさしい世界なアニメにできるのは、本当にすごい。コメディやCGDCTアニメとして楽しむことができ、上に書いたことは一切無視できるし、説教臭くもない。

 

 

おわりに

その他寮生と、あと演出と主題歌について書きたかったが疲れたので終了。もっと整理して書かないとなー。

私はもっときららアニメを見たほうが良さそう。「ごちうさ」「ブレンドS」とかも良いんだけど、たまにゴツンとやられるのに出くわす。「NEWGAME!!2期」も最高だった。

あと髪型やファッションがコロコロ変わるのがかわいい。かおす先生は狙ったダサさだし翼さんはもっと実用性重視じゃないかとかは思うけど、まあそもそも服何着持ってんだって話だし、そこはかわいさ重視かねー。

あと、何やってもダメ扱いなかおす先生だけど、たぶん4コマ漫画という形式において便利な役割がこなせてるなと思う。アニメの中だけでも1コマ目の切り出しの感じとか、周りがワイワイやった後かおす先生で落とす感じとか。自分から話しかけるシーン多すぎんだよなぁ。

ちなみに私はただでさえ漫画苦手なのに、4コマ漫画はもっと壊滅的なので、原作は読まないです……。IQテストで4コマ漫画みたいなテストやったらそこだけ20以上差ついたのだわー。

いろんなゲーム(2018年7月)

 

PC(Steam)

DarksoulsRemastered

実績コンプリートした。

変わった部分はソウルや捧げ物をまとめて使用できることくらい。グラフィックは元からキレイだったし、一番変わったのは音響だったカナー。

なんていうか、「ダークソウル初代をリマスターしよう」となったとき、遊びにくい部分を積極的に変えようとできる人or資金がないんだろうなー、という感想。グラフィックとサウンドの質が上がったとして、そこから出てきてしまうデメリットへのフォローがないのが悲しかった。「TheLastofUs」のリマスターみたいに、画質向上だけで買う価値あるわけでもなし。

まあなんだその、ダークソウル面白かったです。

 

 

SOMA

10時間に満たないプレイ時間で、何をしていいかわからなくてウロウロしたり、画面に酔って休んでいたりした時間が4時間くらいあった。探索としても退屈でかさ増しのような時間が多かったし、無駄に時間をかけさせられた感が強い。そして何より、ハイテクノロジーに囲まれながら、4桁の数字パスワードを探したり、一筆書きパズルを解かされたりするマヌケさがとてもつらかった。テクノロジーで解決してくれー。

近未来SFにしてはちぐはぐな部分、たとえば生活することを想定されてない住居など、冷めてしまう箇所が多かった。あと生命倫理とかの部分も、そういった事柄について考えたことない人なら良いのかな、という感じ。「シュタインズゲート」でももっと先の話をしていた。

世界探索ゲーとしては非常に良かったですわ。

 

 

Borderlands2

1周した。今井麻美ボイスがなかったら投げていた。

めちゃくちゃ硬いラスボスに開始20分でふっとばされて落下死してまた体力全快やり直し、は非常にめんどくさかった。結局、安全地帯からデストラップにラブコールを送リ続けてクリアした。modがほしい。死んでも敵が全快しない、ってだけで相当快適になる。

 

 

TheForest

これは「ストーリーがいいゲーム」ではない。

ゲームは体験であり、ゲームプレイ自体が低質で退屈なものだったとしても、「自分でプレイしたあとの感想」と「動画視聴で済ませた感想」は全く別物だと思う。たとえば「HEAVYRAIN」はドアを開けるだけでも煩わしい操作をさせられることが、「TheLastofUs」は難しくハードな世界を自らの手でサバイブしていくことが、キャラやストーリーへの感情移入に大いに役立っている。

「TheForest」はサバイバル要素に関しては本当に素晴らしい。飛行機が墜落して息子を探したいが、それより生きることが最優先で、わけもわからずひたすらあがく感じがとてもいい。戦闘要素がかなり雑だが、これも「敵が1人なら慎重に戦う。3人なら逃げつつ機会を伺う。5人なら全力で逃げる」みたいな塩梅がかなりいい。

こうしたハードな要素が、ストーリーの描写を思いっきり邪魔している。終盤で急にすべてが明かされるタイプだけど、セーブポイントがほぼなく、採取にも戻れないような長いダンジョンを進み、ボロボロになりながら辿り着いた場所で「ラスボス」が出てくる。チクチクやるにも判定がひどいし、死ぬと「ボス部屋の担架でなぜか目を覚ます」という世界観をぶち壊してくる要素には、心底このゲームに失望させられた。何度も担架でリスポーンするのを経験し、コーヒーを飲みながら体力回復を待ち、中断してショッキングなイベントをもう一度見て、敵のゲーム的な行動限界を利用して倒す頃には、もうストーリーについて何も感じなくなっていた。

こういうゲームこそ、「動画を見るだけで十分」という評価がされるべきなんだと思う。ストーリーも良いし、サバイバルも良いが、ゲーム体験としては最悪。大好きだけど大嫌い。攻略や事前情報などシャットアウトしてプレイするのをオススメするが、もしストーリーに惹かれたとしたら、動画でいいです。ウエー。

 

 

YumeCore

夢核。人生で体験した最も怖かったゲームの一つになった。「怖い怖い」言いながらプレイし、「左キー押せないいいいいい」と自身の恐怖に勝てず、「音があるうううううう」と心の底から安堵した。冗談ではないです。

 

 

 

PC(Steam以外)

ランス10

最高だった。初ランスシリーズにして、最高のタイトルに触れてしまった。

過去のキャラやストーリーについては図鑑が豊富なタイプで、別に図鑑や世界背景をろくに理解してなくてもグングン引き込まれる感じで、その辺は「Witcher3」に近い。

ゲームについての感想は「最高」とだけ。代わりに変なことを書く。

日本の創作物において「強い女性が出てこない」という批判をたまに目にする。その是非は置いておいて、このランス10には強い女性がたくさんでてくる。というのも、とにかく大量の女性が出てくる中で、味方側の男は極端に少なく、女性はことごとく主人公ランスに性暴力レイプ陵辱され、なおかつあとで他の男とくっつく機会は奪われる。これはエロゲの宿命みたいなもので、魅力的な女性キャラにこそエロシーンが必須だからで、主人公以外に寝取られるのは気に入らないからだ。しかし、魅力的な女性キャラには幸せになっていてもらいたいのも事実。その結果、その大勢いる女性キャラが、男性とくっつく以外の方法で、いかに幸せを掴み取るか、というサンプルが大量にある。マナー違反や失態をネットに晒され罵倒される時代では、自分の思想や言動が「正しいかどうか」について顧みることを迫られる。しかし、そんなものは不可能だし、正しさに縛られ、その正しさの根拠を外に担保してしまうと、とても窮屈で視野狭窄になってしまう。結局は付和雷同はダメで、自分を基本に選んで行動するから幸せになれるし、それこそが強さに思える。だからこそ、大量のキャライベントを見ると、「あれ? いいかも」って思えるキャラはきっといる。自主的に行動できるキャラは、みんな強くてカッコいい。

 

 

戦国ランス

それでさかのぼってはじめたランス過去作。最初は名作と名高く、なおかつ非常に安価な「戦国ランス」にした。

ゲームは面白いんだけど、システムが少し古すぎる。スキップが遅いとか、mousedownで決定されちゃうとことか。高速化ツール使いました……。あと運ゲー感強く感じたんだけど、ランス10はそれほど気にならなかったのは結局気に入ったかどうかの違いかしら。クリアボーナスが世界観ぶち壊しすぎるのも好きじゃないかなぁ。あと、ランス10より初見には不適だと思う。図鑑があるかどうかでなく、初ランスプレイヤーに気を使ってるかどうか、かな。テキストもそうだけど、全体的な勢いとか。

「過去作全部やりたい!」くらいの勢いでプレイ始めたけど、それ以降買ってない。6以降はやりたいなぁ。とりあえずランス10のアップデートを……。

 

 

Overwatch

自分がプレイするというより、プロシーンとか人気ストリーマーについて。キャラが1人追加と数人の調整入っただけで、環境がガラリと変わった。自分としては捨てキャラがいない最近の調整は素敵だなと思うんだけど、どうもプレイしててつらそうな配信者が目につく。あとワールドカップで韓国のZunbaとRyujehongが急に落選したりする。2回中2回韓国を優勝に導いたスタープレイヤーだ。

なんていうか、eSportsを一つのエンターテイメントと見たとき、あまりにも移り変わりが激しくて、選手にも観客にも厳しいものなんだなと思う。スポーツというよりクラブイベントとかの方が近い気がする。ジャンルとしての細分化が意味ないような感じで。実際に関心持ってる人からするとeSportsってのがすでに範囲が広すぎるんだけど、同時に「スポーツ」「ゲーム」であるせいで、「この人達が一番強いの?」「要はスト2対戦みたいなもんでしょ?」感覚でこられると、イメージの差が大きすぎる。たぶん「現在のeSportsに興味ない人たち」に殺される部分が多くなるんじゃないかなぁ。

 

 

 

CS機

WiiU

買いました。1まんえんくらい。

とりあえず、3DSみたいに手が痛くなる感じはない。想像以上にソフト少ないけど、バーチャルコンソール目当てだし、Wiiソフトもできるし、そこまで気にならないだろう。

ゼルダシリーズと零シリーズはやりたいカナー(6月の起動回数0回)。

 

 

ゼノブレイドクロス(WiiU)

「広大なマップを走り回る」という一点において、最高のゲームだと思う。

Skyrim」でスタミナが尽きるまでダッシュして、ふと振り返ったりマップを開いたりして「思えば遠くにきたもんだ」と悦に入るのが好きだった感覚を思い出した。似たようなことができるゲームは多々あれど、その一点においてこれほど感動できるものはなかなかない。

 

一方で、その「広大なマップを走り回る」ことが、15時間プレイしても未だ満足にできないことが、とてもつらい。

ろくに敵を倒せないが、ただコソコソするにはマップが広すぎるし、敵と遭遇したら全滅まで数十秒待つのみ。それに慣れてきたら理解が追いつかないまま続々と追加される新要素と、突然エンカウントする高レベル敵。そしてシステム周りの不親切さと情報過多。

 やりたいけど……つらい……。

 

 

仁王 Complete Edition(PS4)

奇しくも、発売当初に買った無印で遊ばなくなったのとほぼ同じ進捗具合で、また辞めた。「いやいやこんなもんじゃねえだろ」と自分を鼓舞していたけど、無理だった。

ダークソウルのシステムではあるんだけど、アクションは鬼武者とか無双シリーズみたいな感じで、「ダークソウルライク」と思ってやると、かなり高確率で失敗する気がする。「Salt and Sanctuary」とかのほうが、よっぽどダークソウルしてる。あとハクスラ要素も全然楽しみがわからなかった。

 

 

 

スマートフォン

ダンジョンメーカー

とてもたのしい。エマさんとメリエールが好きで、両方共強キャラだった。

やろうと思えばずっとできる、ってだけで、340日でエンディング迎えるくらいの気持ちでやったほうが良いと思う。まぁ360円だしな。気が向いたら。

 

 

レイトン教授と不思議な町 EXHD for スマートフォン

元をやったわけじゃないんだけど、いい移植だと思う。楽しいけど、拍子抜け感がある。安心して遊べる、という感じか。

 

 

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

高橋未奈美氏がクソコラを作っていたのではじめた。音ゲー楽しい。

感動するくらいうまくできてる。「音ゲー楽しい」するだけなら、せいぜい起動に時間がかかる程度で、ほぼストレスない。結局、お金を注ぎたいとか生活を崩すとかの要因になりうるとこは「ソーシャル」の部分で、そこに関心を持たなければ、にぎやかで楽しい良質な音ゲーだ。「100位以内に入りたい! そして報酬のロゴがほしい!」を理解できない私は、ソシャゲの闇みたいなものを語る資格がないのだろう。高橋未奈美氏が好きではじめ、馬場このみもいいドヤ顔感で、「セクシー」という言葉を一生分聞いたと思うんだけど、最近出た新カード新衣装がほしいかというと、まあ出てくれたら嬉しいね、くらいのものである。欲しいものにはジャンジャンお金使うタイプではあるし、一部のゲームでプレミアムボックスやDLCで何万円も追加で払うのにもそそられないし、嗜好の違いだろうか。

とにかくユーザーを増やすのが重要、という方針なんだろうけど、こういうマネタイズの方法含めて楽しんでいる。図解したら面白そう。最近多くなってきた高額DLCタイトルとかも含めていろいろ語れそう。

 

 

 

おわりに

長い。

なんていうか、今ネットの攻略っつったら「wiki」か「プレイ動画」みたいなとこあるんだけど、もっとコンパクトに一本の記事にまとめる感じのがほしい。つくりたい。動画はネタバレ多すぎるし、wikiも結局プレイ前に読むTipsと詰まりやすい箇所の解説があれば十分だからなあ。

 

最近は生活が荒廃していて、正直ゲームやってる場合じゃない感じだし、そもそもゲームやってる体力なくて、ひたすらグッタリしていることが多い。

HumbleBundleのMonthlyっていう月額12ドルで毎月複数のゲームキーがもらえるサービスがあるんだけど、生活がヤバすぎて登録してることに気づけなかった。SniperElite4のために登録したから、4月からずっとかー。良作と聞くタイトルはたくさんあるんだけど、いかんせんやる気が……。

まぁそんなわけで、ひたすら目を開けているだけでいいアニメやドキュメンタリのほうが相性良くて、「宇宙よりも遠い場所」「こみっくがーるず」あたりについて書きたいことがあるので書きたい。書いてる。といいつつ、グッタリして結局書かないかもしれない。そして5000字超えの記事を投稿する。