「TheSexyBrutale」はGOG.comで購入できます

◆追記◆

6月8日より、PSStoreで購入できるようになりました!

下に書いた「日本語訳が拙い」ってのが改善されたかどうかはわかりませんが、ゲーム自体は面白いのでオススメです。

Steamでは依然買えないっぽいです。GOG.comで買えるのでそちらを。

 

◆追記2◆

Steamでも開発できるようになってました。

こうなると記事の扱いに迷う……。

 4月11日ごろ発売の「TheSexyBrutale」は、現在SteamやPSStoreで購入できません。発売前にあったストアページすら見られない状態です。

公式サイト(英語)の「Buy」欄に挙げられているサイトの中で、日本からはGOG.comから購入することができます。日本語あります。

未確認ですが、XboxOneでも購入できると思われます。

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ファミ通の記事によると、日本ではPS4版が6月8日発売らしい。

日本一ソフトウェアの公式ページでもTwitterでも特に触れられてないが、それに合わせて全プラットフォームで発売予定なのかもしれない。

 

 

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つまりは日本では発売日が遅れる、ってことなんだと推測できるけど、気になるのはパブリッシャ―の日本一ソフトウェアが、公式ページでもTwitterでも、このTheSexyBrutaleについて何も触れていないこと。

GOGで購入できるバージョンは、日本一が関わっていないバージョンだと思われる。日本語ローカライズを行ったのは、クレジットによるとKiteteamという会社で、スペイン語やドイツ語と一緒に翻訳しているようだ。

 

これだけ読むと、日本一が関わったことで日本版のみ延期されてしまう通称「おま国」になってしまうのだが、遊んでみると感じ方が違ってくる。

端的に言って、日本語訳が拙いからだ。以下例。

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いちいち指摘するのは避けるが、要は読みにくい。誤字、誤訳はもちろん、悪訳、悪文が多い。時間が大切なゲームで「午後12時」はつらい。おそらく日本語ネイティブが訳していないのだと思う。もしくは圧倒的にリソースが足りてない。

PCゲームだと、そこそこ有名なタイトルでもこれくらいあるし、私自身は日本語訳くれるだけで大喜びしてしまう体質だし、こういうのも含めて味と思うべきなのだけど、PlayStationのユーザー的にはアウトだと思う。

日本って「洋ゲ―は遊びにくい」というイメージがそこそこ長く続いていたわけで、その悲劇を「インディーゲー」で繰り返したくないと、各メーカー思っていると思う。

 

だからTheSexyBrutaleの延期は、日本語ローカライズをやり直すためなのではないか。

完全に妄想だけど、つまり発売直前になって日本語の出来がひどいということが判明し、苦肉の策としてローカライズをし直すことを決定。そしてそれを「日本語訳がひどいので、やり直します」とは言えないし、変に宣伝してしまうのも良くないので、特に告知しないままやり過ごそうとしているのではないか。

 

個人的に、おま国は販売手法の一つとしてアリだと思っているが、それについてメーカーが明確に触れようとしないことは、絶対に良くないことだと思っている。

理由を言う必要はないけど、もっとフランクに「日本版は少し待ってね」「日本はコンシューマで遊んでね」くらい告知してほしい。海外からゲームの情報を仕入れることもあるし、いちいち調べて「どうやらこういうことらしい」と自分を納得させるしかない。

あと今回は、本来PS4版を遊ぼうと思っていたのだが、仕方なくPC版を購入した。それはいいんだけど、PC版なら予約注文していたら10%OFFにて買えたわけで、やはりスッキリしない。

そりゃあこういう状況で、自分の会社が関わる前のゲームについて告知・宣伝することを避けるのは当たり前なんだけど、自分の環境が悪いのかすら調べないといけないのは、ユーザーからしたらめんどくさいです。

 

日本語ローカライズについては異様に血の気が多い人がいるので、慎重になるのもわかる。TheEvilWithinやTombRaiderのSteamレビューは、日本語についての悪評ばかりピックアップされている状況が、発売後からずっと続いている。

TombRaiderの日本語DLCを用意したスクウェア・エニックスは、のちにOverwatchやLifeisStrangeといった非常に良質なローカライズをするわけで、いろいろ模索していたのだろうと思える。それ以前はCoD:MW2とかもあったしねえ。

 

 

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そしてゲームの感想です。エンディングまでは遊びました。

 

よかったです。

どんなゲームか一言でいうと、ラブデリック系です。決められた時間内で、登場人物が同じ行動をとっていて、そこに自分が関与して異なる結果を導く、という意味で。

ラブデリック系は「UFO」と「チュウリップ」しか知らないんですけど、あの「延々と待ち続けて、一瞬ミスったら最初から」みたいなのが薄めで遊びやすかった。

 

謎解き部分に関しては、歩きまわって人々の行動を把握し、「なぜこの殺人が行われたのか」「それを防ぐにはどうすればいいか」を考えて、試してみる、という一連の流れが非常に楽しい。

とても単純な解法を見つけるのに時間をかけてしまっても、それが快感になる良い塩梅だった。この辺は相性の問題かもしれないが。

 

独特なのは、ループ世界なので誰かが死ぬのを助けても、次の周ではまた同様に彼らは死ぬことになるところ。その前に手に入れた情報や特別な力は持ち越しできるが、次の人を助けている間にも、人々は殺され続ける。この辺とストーリーの絡み合いがよかった。

私はPVのキレッキレのBGMを聞いて買った程度の思い入れだったので、期待以上に楽しめました。2000円は高く感じる人も多い気がしますが、興味ある人はドウゾ。

アニソン聴き放題サービス「ANiUTa」を利用して、アニソンの分類法に思いを募らせた

「BLUE REFLECTION」クリア&トロコンしたら、一時的にゲームに入れ込めなくなってしまったので、別のことをしている。ポストブルリフ時代。読書がはかどる。

というわけで、以下はゲームに関係ない文章です。

 

アニソン聴き放題サービス「ANiUTa」に登録しました。

 

基本スマートフォンでしか見られない。

aniuta.co.jp

使いづらい

主に検索機能がとても使いづらいです。そして、作品や声優さんつながりで掘り下げていくことが難しい。

知ってる曲を聞くくらいしかできてないし、そういうのは既に持ってるわけで。配信されるまでの早さによっては、新曲の有料試聴サイトみたいな使い方になりそう。

今のところ、ゆるゆり三期のキャラソンを聴けるだけで満足は満足です。ゆるゆりずむ3はやくきてくれー。

 

タイトルを誤クリックしただけで曲が再生されてしまうの変えてほしいとか、曲情報をクリックしたらタグ検索っぽくできるようにしてほしいとかは、これからに期待。

始まったばかりのサービスだから、アートワークが間違ってるとかはまだいいんだけど、伊藤かな恵「ココロケシキ」がなぜか6曲しか入ってないのは悲しかった。シングル収録が省かれてるだけなんだろうけども。他人とプレイリスト共有できるとかでカバーさせてほしいカナー。

あとどうでもいいけど、花澤香菜で検索したら「花澤 香菜」とスペース空いてるのとかって、iTunesにディスク放り込んでもそうなるので、そこまで手が回ってないんだろうなぁと。

 

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アニソンはライブラリ管理が難しい

アニソンって、他の音楽と違って分類方法が特殊なわけですよ。

作品名で分類したい

曲名、歌手名、アルバム名、ジャンルの他に、「作品(シリーズ)名」でまとめたくなる。

それだってシリーズでまとめるか、各期ごとに分けるかを選ばなければならない。どっちだってなんとかなりそうだけど、この世には「シリーズ全部のベスト・アルバム」みたいなのもありますし、アニメ「てーきゅう」とかは1期シングルCD1枚分の曲しかでないけどもう8+1期あって大変です(最近ベストアルバムにまとめられました)。

 

歌手名を「キャラ」にするか「声優」にするか

もう一つ、歌手名を決めるのが難しい。

ありがちなのが「キャラ名(CV:声優名)」という表記。「荻山葵(CV:伊藤かな恵)」みたいな。

これを許すと、「荻山葵(CV:伊藤かな恵)」「新見遥佳(CV:伊藤かな恵)」が別物になり、しかも個人名義の「伊藤かな恵」も加わる。

これを許すと、一つのアルバムに対して全曲別の歌手名になることも多く、「ジャンル」>「歌手」>「アルバム」という流れの検索スタイルに合わなくなる。iTunesだと「さまざまなアーティスト」として表示させることもできるが、それだとほとんどのアルバムが「さまざまなアーティスト」になって、検索しづらい。

 

そういう状況があって、自分が使いやすいまとめかたに落ち着いている。

 

 例:「ロウきゅーぶ! 」キャラクターソング ベスト"スコアブック"

例えばRO-KYU-BU!という、アニメ「ロウきゅーぶ!」の声優さんたちのユニットがある。私は彼女らのアルバムを、ジャンル「声優」、歌手「RO-KYU-BU!」でまとめている。

それでは、「ロウきゅーぶ!」のキャラソン集「スコアブック」についてはどうするか。アルバムの12曲中、「RO-KYU-BU!」名義が1曲、RO-KYU-BU!のメンバー1人2曲ずつで10曲、残り1曲が非メンバー、という複雑な構成になっている。

RO-KYU-BU!は「声優」だけど、この「スコアブック」に関しては完全に「アニソン」だ。キャラ声で歌われているし、キャラや作品についての歌詞になっている。

だから正しくはきちんとわけるべきなんだろうけど、「自分が使いやすいように」RO-KYU-BU!と一緒にまとめている。ジャンル「声優」歌手名「ロウきゅーぶ!」とざっくり分けてしまったが、仕方ない。

 

どうでもいいアルバムなら適当にまとめるんです。でもRO-KYU-BU!は良アルバム揃いですし、かといって「スコアブック」もめちゃくちゃ好きで、その中でも一番好きな曲が伊藤かな恵氏の「青じゃなくって水色」なわけで、どの要素もないがしろにしたくない。

だからといって、聞きたい曲にすぐアクセスできることが最も重要なので、そこらへんは譲歩するしかない。

あとはプレイリストとか、そもそも検索しづらい媒体では曲を減らすとか。

 

 

そんな感じで自分のやりやすいようにまとめてたんだけど、ANiUTaで「他人のつくったライブラリ」のまま利用しなければならなくなった。

今のところ、声優名で検索するとキャラごとに分かれて表示されるし、2曲入りシングルCDも「アルバム」のくくりになるので、結構大変。

そもそもデジタルミュージックとアルバムという形式が相性悪いとか、いろいろ思う。

 

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まとめ「将来に期待?」

というわけで、まとめると

  • そもそもアニソンは、他の音楽と同じやり方では管理しにくい
  • だから曲検索も難しくなるし、キュレーションも難しいため、結果旧知の曲を聴くことになる
  • 求める曲を聴くためだけなら購入すればよい

という感じ。

 

アニメがあってこそのアニソンだと考えると、「見てないアニメのアニソンを聴く」という行為が邪道であって、そこは知らないよ、ということなのかもしれない。

あと、買うほどでもないor買うお金がない、みたいなのを切り崩すサービスとして意図されてるとか。要はプロモーション目的。

シングルCDをあまり買わない方針の自分にとって、新作アニメの主題歌やキャラソンを聴けるというのはありがたいのは事実で、どこかで「シングルCDはほぼプロモーション」みたいなことを聞いたことがあるし、それなら納得できる。

 

それでも今のところは使いづらいなぁと思う。これからガンガン改善されていってほしい。

でも、正直その辺あまり期待できないのがどうにも。

いくらアプリを改善したり、他のサービスと連携したとしても、検索しづらさの根本はアニソンの分類法が確立されていないことなわけで、そこのデファクトスタンダードを作ってもらうのは、さすがに荷が重すぎる。

 

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dアニメストアは参考になりそう

その辺を解決する手段として参考になりそうなのが「dアニメストア」だ。

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主なキャスト名、スタッフ名が書かれていて、1クリックで検索できる。制作会社や年代まであることもあり、非常に便利。

ANiUTaも「大石昌良セレクション」っていうプレイリスト作ってるから、そういう需要があるだろうと思ってるはずなので、こんな風になってほしい。

 

あとこれはデジタルミュージック全般にあてはまるけど、本当に曲だけしか入手できない場合、スタッフ名を知るすべがない。

声優さんの手書き歌詞カードやブックレット型写真集が手に入らないのはいいけど、誰が楽器弾いてるのかは知りたい。バンドとかでない限り、曲ごとに演奏者ちがうので。

ていうか、これって音楽業界的にOKなのだろうかと思う。クレジットは大事なのでは。

 

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おわりに

そんな感じです。長くなってしまった。

思うのは、アニメとかと違って、音楽はもう「デジタルデータで所持できる」ということが前提になっているため、オンデマンドサービスが利便性について劣ってしまうのは仕方ないのかもしれない。アニメは円盤との比較だからねえ。

個人的には月600円くらいなら払い続けられるので、登録は続ける予定です。勝手なことをいうと、ラジオCDにも手を出していただけると泣いて喜びます。せめてラジオの主題歌くらいは。だれ?らじ主題歌とかきてくんないかな~、無理かな~。

BLUE REFRECTIONについての怪文書

好きな芸能人に実際に会ったら、「いつも見てます」って言う。仕事関係の人と会ったら「お世話になってます」って言う。

では、好きなAV女優に会ったら、何と言うか。

答えは「お世話になってます」だ。

自分との距離は明らかに芸能人なんだけど、自分の首根っこ掴まれているというか、普段外に出さない心理的な部分をさらけ出していることを、心のどこかで感じているんだと思う。

「BLUE REFLECTION」は、そういうゲームです。

 

AVを見て「ここは間延びしてるな」とか「登場人物の心情変化に説得力がない」とか、ふつうの映画を見るように語ってしまうことは当然ナンセンスなわけです。

だから、「BLUE REFLECTION」を、ふつうのゲームを語るように感想を書くわけにはいかない。

ダンジョンは4つがマイナーチェンジするだけ。雑魚キャラは10未満が色違いで出現するだけ。ゲーム部分は、劣化ペルソナ5みたいな感じ。かゆいところに手が届かないシステム。説明不足。ソートすらできない。面白みのないミニゲーム

ゲームとしてのダメな部分はたくさんある。

 

しかし、それでも遊べてしまうし、遊んでしまう。このゲームの魅力のとりこになってしまう。

決してエロではないんですよ。下着交換イベントに多少ムラムラしたのは認めますが。

日常で、エロい光景やエロイベントに遭遇したとして、そこで「ゲッヘッヘ」とはならず、たいていの人は紳士的ふるまいをするわけです。心を揺さぶられる前に、特定の事柄から目をそらすことに長けてしまっている。社会に順応するということはそういうことなのかもしれない。

しかし、家で一人でプレイしているのにも関わらず、自分は紳士的なふるまいをしてしまう。これは一体なんなんだ。

 

やはり具体的にどこが魅力的なのかは、言葉にしないほうがいい。言葉にするとチープになる。

それでも言葉で知りたい方は、下のリンクを読んでくだされ。

www.4gamer.net

 

ギャルゲーの主人公みたいな立ち回りを要求されるために、日菜子のキャラが頻繁にブレたり、夜中家で「どうしよう……」ってため息つかれる日々を数十日も過ごしてしまったり、書きたいことはいろいろある。

しかし、今は何も言わない。そっとしておこう。